内定辞退がつらいときに気持ちが少し楽になる対処法 6選
せっかく自分を認めてくれた企業に、内定辞退の連絡をすることは、つらいですよね。
長く引きずりはしないかもしれませんが、断る当日は結構心の傷になります。
ここでは実際に私が内定辞退をしたときに、少し楽になった考え方・対処法を紹介します。
目次
「採用担当も、プロですから慣れてます。」
悩みに悩んだ私は、キャリアコンサルタントの方に相談しました。
私「せっかく内定をいただいたから、良い人たちですし、業務内容に不満はあっても1年くらい働いてみようかと思ったのですが・・」
コンサルタント「気にする必要ないです。相手もプロなので、内定辞退は日常茶飯事、慣れてます。」
ちなみに派遣会社が相手だとよりたくましく、半年後には「お仕事うまくいってますか?」と商売メールがくるそうです。
実際、相手の企業さんがそこまでたくましいかは分かりません。ただ、辞退されるケースは当然向こうも想定しているはず。
変に情がわいて本当は不満のある職場に入社しても、自分にとっても相手にとっても嘘をつくことになってしまいます。キャリアは人生の一大事です。正直に生きましょう。
「ごめんなさい」の気持ちを、「ありがとう」に切り替える
認めていただいた方々を裏切ることは本当に辛いですよね。
でも、ずっと「ごめんなさい」の気持ちを引きずっていては、自分が辛くなってしまいます。
実際、どれだけ反省をしたところで、もう辞退してしまった企業の方にとって少しも得になりません。
ここは、気持ちを切り替えて、「認めてくれて、ありがとう」と感謝の気持ちを持ちましょう。
そうすることで私の場合は、辛い気持ちが幸せな気持ちに変わりました。
ただ断るだけでなく、宣伝するなど相手の得になることをする
これは、元リクルートの起業家・金澤悦子さんの著書「人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣」から着想を得ました。
「後輩にとても良い会社だと宣伝をしておきます」と言えば、苦労して対応してくれた採用担当の方にも、少しは「関わってよかった」と思ってもらえるはずです。
実際、内定辞退の電話のなかで、「そうしてもらえると助かる」と言っていただけました。
「宣伝作戦」は、自分の罪悪感を減らすためにも有効なのでおすすめです。
これまでのやりとりのメールは削除
内定を辞退したら、これまでの思い出が詰まったメールは削除してしまいましょう。
受信ボックスや送信ボックスに残っているメールを見ると、罪悪感からどうしても苦い気持ちになります。
終わってしまったことは整理して、切ない気持ちは最小限に、前を向きましょう。
どうしても電話が辛ければメールでいい
マナー、お作法的な話では「電話」で辞退することが推奨されています。
もし、電話がつらくてこわくてなかなかできないのであれば、たとえメールになっても、少しでも早くお知らせしたほうがよいと私は思います。
どうしてもやりづらければ「電話したけどつながらなかった」という設定で書いてもよいと思います。「番号押し間違えたのかな?」と思ってもらえる余地もあります。
電話ではテンパってしまう現代の若者も、メールには正直な気持ちを書きやすいところもあると思います。
私は本当に電話がつながらなかったので担当の方にメールをしたら、折り返し電話をいただき、「本当に辞退してよいのか」というようなことを確認されました。
辛かったですが、感謝している方に嘘をつかずに済み、よかったと思います。
そもそも・・企業だって、お祈りメール送るじゃん?
ネットサーフィン中にどこかで見つけた、以下のような意見がありました。
「企業だって、全ての応募に応えられるわけじゃない。もし内定辞退されるのがいやなら、企業側も全ての応募者を受け入れるべきだろう。」
この意見が論理的に合っているか間違っているかはさておき、そう考えると楽になります。
よっぽどの戦士じゃない限り、就活生は多かれ少なかれ傷つく場面があるはず。
ここはひとつ、お互い様ということでどうでしょう。
内定辞退は、前向きなこと
内定辞退には、良い側面がふたつあります。
ひとつめは、そもそも内定をもらえたこと。
ふたつめは、ほかにやりたいと思えることがあること。
どうしてもつらくなりがちですが、少しでも前を向いていけたらいいですね。
読者のみなさんや私に、内定をくださった企業さん、本当にありがとうございます。