デッサン教室の体験レッスンで教わったこと

デッサンで心が折れたニシダ(@kmn_ni)です。こんにちは。
※詳しくはミクでお絵描き練習8日目:デッサンに挫折。をご覧ください。
一度挫折しましたが、せっかくニートになったことだし自分も上手に絵を描きたい!
そこで、近所のお絵描き教室で、デッサンのお試しレッスンを受けてみることにしました。
今回は、自分のメモも兼ねて教室で学んだことをご紹介します。
目次
体験はデッサンではなく、スケッチの練習だった
デッサンを教わるつもりで行きましたが、実際に今回私が体験させてもらったのはスケッチでした。
デッサンというのはフランス語だそうで、ご存知のように細部まで正確に描き込んでいくものです。
それに対してスケッチは、とにかく素早く、ささっと線で絵を描きます。
初心者はデッサンの前にまず、スケッチで線の引き方、鉛筆の持ち方を学びます。
スケッチをする際のポイントは、以下の4点です。
- 鉛筆はつまむように軽く持ち、力を抜いて薄く線を描く
- 手首ではなく、体を使って書く
- 目に見える形より、物の本質をイメージして単純な図形で描く
- まずは細部より、全体のバランスを正確に描く
順番にご紹介します。
鉛筆はつまむように軽く持ち、力を抜いて薄く線を描く
お絵描き教室には、スケッチ用の椅子がありました。

スケッチ用の椅子
図のうさぎのように、横向きに座って描きます。
この座り方は、対象の物が見やすくなり、描くときに体も邪魔になりません。
まず、鉛筆の持ち方はこうです。

鉛筆はつまむように持つ
机の上にある鉛筆を、つまんだときの形そのままです。
指先が紙につくようにしながら、できるだけ薄い線で書いていきます。
手首ではなく、体を使って書く
腕が力まないキャンバスとの距離感を測りながら、親指と腕がまっすぐになるようにして手首を動かさずに描きます。
普段私たちが字を描くときは手首に力が入っていますが、スケッチの場合はそうではなく、肩から動かします。
そうすることで、途中で止まることのない、滑らかな線が描きやすくなるのです。
目に見える形より、物の本質をイメージして単純な図形で描く
鉛筆の持ち方を教わったら、早速スケッチが始まります。
このとき、先生が大事なことをおっしゃいました。
「つい目で見た形そのままを書こうとしてしまうけど、まずは心の中でイメージしたものを書いてみてください。それから実物をみて、違ったならまた線を描き足せばいいです。」
要するに、目の前に円柱があったとして、いきなりその外枠から書こうとするのではなく、底面と天井に円を二つ書いて、それを直線で結ぶという発想を使って取り掛かればいい。ということです。

単純な図形を組み合わせて、円柱を描く
単純な図形に置き換えれば、確かにイメージがしやすかったです。
まずは細部より、全体のバランスを正確に描く
細かいところにこだわって描き出した私に、先生が声をかけました。
「ちょっと、後ろに下がって見てみましょうか。」
するとどうでしょう。全体のバランスが、私が描いたものの方が実物より長かったのです。
細かいところにこだわっている場合ではありませんでした。
まずは、大きさのバランスを正確に描く。
これが、説得力あるスケッチの基本であると学びました。
また、描いているときに上から見たり下から見たりしてはいけません。形が全然変わってしまうからです。
私は落ち着きがないですが、このときばかりは我慢しなくてはいけませんでした。
お絵描き教室に行ってよかった!
コツのメモとしては、以上です。
もっと詳しく知りたい方はお近くのお絵描き教室に足を運んでみてくださいね。
生身の人間に教わって自分で手を動かす感覚、味わってみてください!
—— ここからは、ただの感想です。——–
教室に入ってすぐ、先生の話し方、変だなと感じました。
何の前置きもなく、絵を描くことについての説明が始まったからです。
私は心底、安堵しました。
なんの引っかかりもない、問題ない話し方ほど頭に残らないものはありません。
誰が話しても同じことほど、無駄なものはありません。
先生の「おかしさ」は、私が退職してから、いちばんに求めていたものでした。
肝心の練習についてですが、これも大変に満足のいくものでした。
本を見るだけで、あるいは自分で練習するだけでも描ける人は居ると思います。
しかし、自分一人では難しいと感じていた私はどうしても先生の助けを借りる必要がありました。
そして、これまで全く知らなかったコツを、たくさん持ち帰ることができました。
大人になってからこうして、最初の一歩を踏み出せたことがとても嬉しいです。
これは、続くかも。